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温井ダム建設

「太田川流域初の多目的ダム」洪水調節・利水機能に期待

上空からみた温井ダム

出典「温井ダムパンフレット 国土交通省中国地方整備局温井ダム管理所」 

※無断二次利用禁止

※以下、温井ダム建設建設の経緯を「 温井ダムパンフレット 国土交通省中国地方整備局温井ダム管理所」(大小二冊あります)を引用して記述します。

(以下黒文字は「温井ダムパンフレット  国土交通省中国地方整備局温井ダム管理所」より)

 

(1)温井ダムの概要

「中国地方の中核都市である広島市は、太田川の下流部に位置しており、洪水から市街地を守ることが重要な課題でした。  特に昭和47年(1972)年の豪雨災害以降は、治水能力の向上が強く望まれていました(WEB管理者注;改修計画の変遷参照)。 また、広島市周辺の再開発や都市化による給水人口の増加は、水道用水の安定供給を強く求められており、長年の課題となっていました。 温井ダムは、このような状況をふまえて、太田川の支川滝山川の中流部に建設された太田川水系初の多目的ダムです(WEB管理者注;太田川水系には王泊ダム、立岩ダム、樽床ダムを代表とする中国電力の発電専用ダムはありましたが、それらのダムには洪水調節機能はありません) 昭和52(1977)年4月より建設工事に着手し、平成14(2002)年3月に建設事業を完了しました。」

 

(2)温井ダムのはたらき

■洪水を防ぎます

「太田川水系を一貫した治水計画である太田川水系工事実施基本計画においては、基準地点玖村における基本高水のピーク流量12,000m3/秒とし、このうち4,500m3/秒を上流ダム群(WEB管理者注;洪水調節機能を持たない中国電力のダムは除きます)により調節して、河道の計画高水流量を7,500m3/秒としています。

出典「温井ダムパンフレット 国土交通省中国地方整備局温井ダム管理所」 

※無断二次利用禁止

 温井ダムは、これら上流ダム群の一つとして、ダム地点における計画高水流量2,900m3/秒のうち、1,800m3/秒の洪水調節を行い、太田川沿川の水害の防止、軽減を図ります。

出典「温井ダムパンフレット  国土交通省中国地方整備局温井ダム管理所」 

※無断二次利用禁止

(WEB管理者注;青実線=ダム流入量青破線及び緑一点鎖線=ダム放流量

図中の青塗りの部分=計画上、洪水時にダムに貯められる量

 太田川では、河道改修が順次行われる計画となっていますが、現時点では河道の整備状況を踏まえて、洪水調節効果が最大限に発揮できるように400m3/秒の際のゲート開度を一定にした暫定調節(最大放流量480m3/秒)を行っています。」

 

■うるおいのある川にします

「近年の異常気象により、太田川流域でもしばしば水不足となっています。(WEB管理者注;渇水被害参照)温井ダムでは、渇水の時でもダム湖にためた水を流して魚などの生物が生息できるように、また、水質が悪くならないようにしています。 同時にその水は、都市化が進む下流域にとって親しめる水辺空を創り出し、うるおいのある川にしています。」

出典「温井ダムパンフレット 国土交通省中国地方整備局温井ダム管理所」 

※無断二次利用禁止

 

■水道用水を供給

「太田川の水は、広島市、呉市などをはじめ瀬戸内海沿岸の島々の水道用水として利用されています【給水人口154万人(H14)】。 温井ダムは、水道用水の需要に対応するため、広島県に対して1日最大10万m3、広島市に対して1日最大20万m3が太田川取水堰から取水されます。 」

 

■発電のエネルギーになります

「 ダム下流左岸の温井発電所(中国電力)では、温井ダムから放流する水の落差を利用して発電(最大出力2,300kw)を行います。その後、水はダムの直下で滝山川に放流されます。」

 

■貯水池容量配分図

上記の用途別に容量が決まっています。

洪水調節容量(41,000,000m3)は洪水を堰き止めるために、これを空けて洪水を待構えます。

利水容量(洪水期38,000,000m3、非洪水期48,000,000m3)は、河川水に余裕があるときや、小出水でこれを貯めておき、川の自然の水量が不足した時に、これを下流へ放流します。

温井ダムは利水放流管から排出される水を用いて発電を行います。 発電のためだけにに水位を上げ下げすることはありません。(これを「利水従属発電」と呼んだりします) ですので、温井ダムは「発電のためだけの容量」は持っていません。

出典「温井ダムパンフレット 国土交通省中国地方整備局温井ダム管理所」 

※無断二次利用禁止

 

■温井ダムと貯水池の諸元

 

ダム

 

 位置:    左岸

        右岸

 形      式

 堤      高

 堤  頂  長

 堤  体  積

 非越流部標高

 

 広島県安芸太田町大字加計字滝山

 広島県安芸太田町大字加計字大平

 アーチ式コンクリートダム

 156.0m

 382.0m

 約810,000m3

 EL385.0m

放流設備

 

 常用洪水吐

 非常用洪水吐

 中位標高放流設備

 利水放流設備

 

 

 3.94m(高)×2.9m(幅)×4門

 4.85m(高)×11.0m(幅)×5門

 1.5m(管径)×2条

 〔主〕0.85m(管径)×1条

 〔副〕0.40m(管径)×1条

 

貯水池

 

 集水面積

 湛水面積

 総貯水容量

 有効貯水容量

 常時満水位

 サーチャージ水位

 

 

 253.0km2

 1.6km2

 82,000,000m3

 79,000,000m3

 EL360.0m

 EL381.0m

出典「温井ダムパンフレット 国土交通省中国地方整備局温井ダム管理所」 

※無断二次利用禁止

ダムの高さや容量、面積についてはイメージが沸きにくいかもしれませんので、以下の図を参考にしてみてください。

出典「温井ダムパンフレット 国土交通省中国地方整備局温井ダム管理所」 

※無断二次利用禁止

 

 

■温井ダム平面図

出典「温井ダムパンフレット 国土交通省中国地方整備局温井ダム管理所」 

※無断二次利用禁止