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モクズガニ漁

 

WEB管理者撮影2006年4月13日(広島市水産振興センターにて)

 

■モクズガニとは?

日本各地の川の上流から河口まで生息しています。産卵期には親は川を下り,河口付近で産卵します。生まれたばかりの頃はミジンコのような姿で、海でプランクトン生活しています。脱皮を繰り返し、やっとカニらしい姿になると、生活の場を川に移します。モクズガニは親カニになるまでは、生後3〜4年かかるとのことです。

成体のサイズは8センチくらいで、味が濃く、美味しいそうです。

可部あたりの魚屋さんでは売られているそうですが、WEB管理者自身はまだ店頭でこのカニが売られているのに出会ったことはありません。

※注意

サワガニと同じく肺気腫や気胸を引き起こす肺臓ジストマの一種、ベルツ肺吸虫中間宿主なので、料理の際にはよく火を通さなければならないそうです。
 


■太田川のモクズガニ放流

太田川のモクズガニ漁は太田川漁協さんと三篠川漁協さんが漁業権を有しています。 広島市の水産振興センターでは、モクズガニの稚ガニの生産をされており、太田川ではこれが放流されています。

 

(※太田川漁協での計画は40万尾の放流。 親ガニは八幡川河口で卵を持ったメスを30〜40尾採取し、この卵を採取して 孵化させ、稚ガニの状態になった時点で放流させます。) 

八幡川で採取された親ガニが飼育されている水槽

(広島市水産振興センターにて)

 

お腹に沢山の卵を抱えた親ガニ(広島市水産振興センターにて)

 

ただ、この放流は「年変動の緩和」の目的が主眼であり、大半は天然のモクズガニであるそうです。 

 

■漁の持続的経営にあたっての課題と対策

モクズガニが産卵の場である海と生育して育つ川とを行き来する為にはその「往来の道」の確保が課題だそうです。

太田川のモクズガニにとっての最大の難関は高瀬堰の魚道だそうで、鋼製のそれは、モクズガニにとっては足場のひっかからない難所だとか。 これに対応するために、ゲートにロープをつけて、その足場を確保しているそうです。

 

■モクズガニ漁

モクズガニの漁には二つの方法があるそうです。

一つは秋〜春に産卵のために下ってくるモクズガニ(8cm大)をカニカゴに餌を入れて捕獲する方法。

もう一つは、アミで堰き、カニアミに追い込む方法。

モクズガニ漁にもやはり漁業権が必要ですが、太田川漁協さんの管轄内では350名(平成17年)程の方が漁をされており、その半数の方は遊漁者さんだそうです。